コミュ障を改善する薬がある?
他人とコミュニケーションをとるに当っては、会話することが必須になってくると言えるのではないでしょうか。会話(途切れた時のことを天使が通ったと表現することもあります)を行う時には、あなたの思っている事を言語で表現したり、相手のいっていることや文脈を理解し、会話を成立させていかなくてはなりません。
会話(途切れた時のことを天使が通ったと表現することもあります)に必要な単語をすぐに思い出すことができなくて、あなたの意志を上手に言葉で表現できず、社会生活に支障をきたしてしまったりするような症状がでることをコミュニケーション障害と呼んでいます。
コミュニケーション障害は、乳幼児期によくみられる発達障害ともいわれていますが、乳幼児期に限ったことではなく成人を過ぎてからでもこういう症状が発症してしまうことがあるのです。
コミュニケーション障害以外の発達障害でも、人とのコミュニケーションをとるのが難しい自閉症(言語検査、行動検査、発達検査、絵画検査などの検査によって、診断されます)やアスペルガー症候群(1980年代に精神疾患として定義された発達障害の一種です)と言う障害があります。
このようなコミュニケーション障害に対する治療薬といった物は今まで開発されず、行動療法や心療療法で改善させてきました。
しかし、ある研究で、アラキドン酸を投与することで、コミュニケーション障害を軽減することがわかりました。アラキドン酸は薬局やドラックストアで錠剤として市販されているのです。
このアラキドン酸を四ヶ月間投与し続けたところ、症状が改善され積極的にコミュニケーションをとる事が出来るようになっただと言われています。かと言って、コミュニケーション障害で悩んでいる方にアラキドン酸の投与をしてくださいと言っている訳ではありません。
もし、服用を考えているのであれば、かかりつけの病院へ行ってしっかりと医師に判断して貰うといいでしょう。